カヤック5回目にして、海上でラダーが故障してしまいました。
岸に戻って確認すると、
ラダーの付け根が、下画像のように完全に折れていました。

幸い、ラダーは紐でつながっていたため、
海には落とさずに済みました。
本記事では、この破損したラダーを修理していきたいと思います。
破損の状態を確認


ラダーの構造
このカヤックのラダーの構造は、以下図のようになっています。

上図の青色の箇所は、以下画像のようになっています。

金属棒は半円状のプレートに差し込まれているだけの構造ですが、
引き抜くにはかなりの力が必要でした。
私はペンチを使って取り外しました。

それぞれのパーツを確認しましたが、
今回、破損した箇所以外は特に問題はなさそうです。
破損状況を把握したところで、
カヤックの説明書に記載されていた、日本の代理店と思われる店舗へメールを送ってみました。
楽天市場のショップに問い合わせ
このカヤックの日本の代理店と思われる店舗へメールを送ったところ、
「購入したお店(楽天ショップ)へ問い合わせてほしい」という返信がきました。
言われたとおり、今度は楽天ショップへ問い合わせました。
「画像を送ってほしい」との返信があったため、すぐに写真を送信。
それから約2週間。
ようやくショップから返信が届きました。
内容は、
・修理は有償対応
・見積もりは2万円
という、なかなか厳しい現実でした。
しかも、この見積もりは部品代のみの金額で、修理工賃は含まれていないようです。

この部分だけの部品で2万円という金額は、
正直なところ、簡単には納得できません。
さらに、仮に注文したとしても中国からの発送となるため、
到着まで1〜2か月かかるとのことでした。
結果、自作で修理に挑戦してみることにしました。
自分でラダーを修理してみる
ハンダでの修理
まずは修理方法を探ってみました。
最初に思いついたのが「ハンダ」です。
ハンダは使用前は柔らかい素材ですが、
一度溶かして固めると、それなりの強度が出るはずです。
ハンダであれば、自分でも挑戦できそうな気がします。
ただ、気がかりな点が2つあります。
ひとつは、ラダーの金具と金属棒の接合面積がわずかなこと。
本当にハンダでしっかり接合できるのか、という不安です。
もうひとつは、仮に接合できたとして、
その状態であの“超絶硬い”黒色の半円プレートに差し込めるのかという点です。
金属棒はカヤックの底側から挿し、上側の黒色半円プレートに差し込む構造のため、
ペンチを使って差し込むことはできません。
無理にトンカチなどを使えば、再び破損してしまいそうです。
こればかりは、やってみなければ分かりませんので、
とりあえずは、この方法で修理してみたいと思います。
早速Amazonで、ステンレス用のハンダとフラックスを購入しました。
フラックスは、ハンダを乗りやすくするための補助剤です。
修理は、いつものハンダ付けと同じ要領でいけるかと思いきや、
このステンレス用ハンダはレビューどおり融点がかなり高く、作業はやや難航しました。
それでも、なんとか下の写真のような状態まで仕上げることができました。

そして金具をラダーに取り付けて、さらにカヤックに取り付けようと作業していると、、、

それほど強い衝撃を与えたわけではないのですが、あっさり折れてしまいました。
結果は失敗です。
もう一度挑戦してみましたが、二回とも同じ結果。
棒がしっかり接合してくれません。どうやら、この方法では難しそうです。
ボンドでの修理
そこで次に考えたのが、金属用ボンドを使う方法です。
さっそくAmazonで購入しました。
この接着剤で固定し、丸一日しっかり乾燥させました。
しかし結果はうまくいかず。
少し力を加えただけでグラついてしまい、強度はまったく足りませんでした。
結局、自分での修理は断念。
溶接されていたものですから、
溶接で修理するのが本来の修理方法だと思いました。
溶接を代行してくれるサービス
「溶接」といっても、これまで一度も溶接経験のない私には、
どうすればいいのかイメージが湧きませんでした。
自分で溶接機材を一式そろえるとなると、かなりの出費になりそうです。
そこでネットで検索してみると、溶接を代行してくれるサービスを発見。
これなら自分で道具をそろえる必要もなく、溶接での修理が可能です。
こんなサービスもあるのかと驚きつつ、さっそく問い合わせてみました。
すると、問い合わせから1時間も経たないうちに返信が届きました。
*現在溶接サービスは終了してしまった様です。残念です。
料金は概算で3000円くらいとのこと。
理想的な価格です!
即日金具を発送しました。
ちなみに↓これが問い合わせた時に添付した概要となるPDF。

溶接の修理完了
こちらの部品発送からなんとわずか3日後に修理完了のメールが届きました。
親切に以下の画像も添付されていました。


見た目の強度は、もとの状態よりも高くなったように感じます。
それでいて、価格は税込3,300円。
しかも、仕事がとにかく早い。
金曜日に依頼して発送。
土曜日には先方に到着し、月曜日の午前中には修理完了の連絡がありました。
まさに“コンビニ並み”のスピード感。
正直、ここまで迅速とは思っていませんでした。
金具を取り付け
金具が届いたので早速カヤックに取り付けてみました。しかし、、、

その影響で厚みが出来てしまい、結果、青色の棒が上面に十分に突き出ず、
短い棒を横穴に差し込むことができなくなってしまいました。
この長さ約25mmのシャフト棒は、必ずしも元の太さである必要はありません。
差し込み穴は半分以上が上面に出ているため、
少し細めのシャフトであれば問題なく差し込めそうです。
しかし、あまり細いと強度が不足して、折れてしまう可能性がありますが、
幸い、細すぎず、この穴に収まるシャフトが見つかりました。
最後は、ラダーを操作する2本の紐を下の画像のように黒色半円プレートへ結び直し、
さらにラダー格納用の紐も取り付けて作業完了です。

動作確認の方も、
ラダーの操作・格納操作ともに問題ありませんでした。
ラダーは、海中で正面から衝撃を受けた場合には後方へ倒れる構造になっているため、
ある程度は衝撃を緩和できます。
しかし、正面以外の方向からの衝撃については、十分に吸収できません。
特に注意が必要なのは、出艇時や岸へ戻る際です。
私はこれまで岩場からすでに2回出艇しており、
その際に何度かラダーをぶつけてしまった感触がありました。
今回の破損も、そうした積み重ねが原因だったのは間違いありません。
今後は、これまで以上に慎重に扱う必要があると感じています。
















