2月21日〜23日の三連休は、まるで春のような陽気でした。
天気にも恵まれ、「これは行くしかない」と、2026年の初カヤックに出艇してきました。

気になる釣果はというと
エソ3匹。

なんとも言えないスタートです。
ちなみに、2025年の初カヤックも2月。
場所は千葉の内房でしたが、その時は坊主、、、
魚探にはそれなりに魚影が映るのですが、
まったく口を使ってくれませんでした。
久しぶりのなので入念に動作チェック
釣果はさておき、今回の出廷は約3ヶ月ぶり。
久しぶりということもあり、出発日までに動作チェックは入念に行いました。
- エレキモーターの動作確認
- 魚探の起動確認
- 足漕ぎペダルの可動チェック
ところが、、、エレキモーターが回転しません。
端子を確認していると、、、
ポロッ。
端子の先端がもげました。
画像右側に転がっているのが、そのもげた先端部分です。
原因は明らかにサビ。

端子をつなぎなおすために、被覆を剥がしてみました。
かなり中の方までどす黒くなっています、、、
最初、端子が取れたときは、端子が銅線から抜けたと思いました。
しかし実際には、配線そのものが断線していました。
エレキの配線なので、決して細い線ではありません。
それなりの太さがある電源ケーブルです。それが、完全に断線。
物理的に引っ張ったわけでもなく、
衝撃を与えたわけでもありません。
原因はただひとつ。恐るべし、腐食です。
銅線が錆びるとどうなる?
銅線が錆びる(酸化する)と、電気の伝導性能は大きく低下します。
銅は本来、非常に電気抵抗の低い金属ですが、
酸化が進むと酸化銅という別の物質に変化します。
この酸化銅は銅よりも電気抵抗が高いため、
電気の流れを妨げる原因になります。
その結果、次のような問題が発生します。
- 電気抵抗が増え、無駄に電力を消費する
- 発熱しやすくなり、最悪の場合は発火する
- 電圧降下や接触不良が起こる
ゴム収縮チューブでカバーしても安心できない
先端部分は、一応ゴムチューブで覆ってました。
しかし、実際に確認してみると想像以上に錆びが進行していました。
ゴムで覆っていても、わずかな隙間があれば水分は侵入します。
そして一度でも錆び(酸化)が始まってしまうと、
その後は水分がなくても腐食は進行していきます。
銅線は細い素線が束になっている構造のため、
腐食は毛細管現象のように導体内部を伝いながら広がります。
なので厳密には、
「一度でも水分が侵入したらアウト」ということになります。
考えてみれば、これまで幾度となく端子を海水で濡らしていました。
再発防止の修復作業
中途半端な修復は意味がありません。
腐食してしまった部分はすべて、完全に切除する必要があります。
被膜を剥がしていくと、
ようやく、健全な銅線(地金)が現れました。

今回の修復で、約30cmもコードが短くなりそうです。
これを何度も繰り返せば、
いずれバッテリーに届かなくなり、延長コードが必要になってしまいます。
それは避けるためにも、今回の修復で数年間は保ってほしいものです。
■ 隙間のないハンダ処理
端子に銅線を差し込んで圧着するだけでは、
以下画像のように、どうしても隙間ができてしまいます。

そこで対策として、
ハンダでしっかり塞ぐ方法を採用します。

ハンダは溶融すると、毛細管現象によって細かな隙間へ自然に入り込んでくれます。
さらに、画像のように“塞ぐ形”でしっかり固めることができれば、
この入り口から水分が侵入するリスクはかなり抑えられるはずです。
しかし、まだ気になるのは、端子後ろの溝です。
ここがむき出しのままだったら、今行った処理は完全に無駄になってしまいます。
■ 熱収縮チューブで覆う処理
この溝を覆うために、
熱収縮チューブは必須です。
熱収縮チューブを使う場合は、
端子を圧着する前に、
チューブを配線に通しておかないといけません。
また、熱でチューブは縮むので、
ハンダごての熱が伝わらないよう、
接合部から離れた位置にずらしておく必要があります。
そして、接合が完了したからといってすぐにチューブをスライドさせると、
スライド中に熱でチューブが収縮してしまい、
悲しい結末となります。
作業の順番は、
- チューブを配線に通す
- 端子を圧着し接合する
- ハンダ処理をする
- チューブを所定の位置へスライドさせる
- ライターやチャッカマンなどでチューブに熱を加える
熱をなるべく均一に加え、以下のようにチューブが縮んでだら作業完了です。

大幅にスピードアップ?
この配線(端子)のリフレッシュをしたせいだと思いますが、
思った以上に速度も出ました。

時速6.5km、、、
久しぶりのカヤックだってので、記憶が曖昧で、
このエレキ、こんなにスピードでたっけ状態です。
もちろん最高速で走り続けたらバッテリーの消耗が激しいので、
試しにスピードを出してみるくらいですけどね。
















