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カヤック購入の経緯

遂に、最初のカヤックを購入しました。

当時は船舶2級の免許を取得していたため、
選択肢はカヤックに限らず、中古のプレジャーボートまで含めて比較検討しました。
しかし最終的に選んだのは「カヤック」。

最初、検討していた船の候補は以下の通りです。

  • 中古プレジャーボート
  • 全長3m以上のボート+船外機
  • 全長3m以下のボート+船外機
  • ゴムボート
  • カヤック
  • SUP(サップ)

本記事では、なぜカヤックという結論に至ったのか、
その経緯を整理してみたいと思います。

決め手は「何に乗りたいか」ではなかった

当初はシンプルに「自分は何に乗りたいのか?」
という視点で考えていました。

しかし検討を進めるうちに、
当然ながら本当に重要なのは次の2点だと気づきます。

  • 維持費を払っていけるか
  • ストレスなく気軽に利用できる環境か

つまり、所有後の現実です。具体的には、

  • 維持費
  • 海まで問題なく運べるか(陸地での運搬)
  • 海へ問題なくエントリーできるか

これらを総合的に比較した結果、カヤックという結論に至りました。

保管場所の検討① :マリーナ

プレジャーボートを所有する場合、一般的にはマリーナ保管になります。
まずはマリーナの利用費用を調べました。

千葉県内で見つけた比較的安価なマリーナでも、
保管料は「1フィートあたり月1,000円程度」。
仮に15フィート(1フィートは約30cm)のボートなら、

  • 月15,000円
  • 年間18万円

しかし出費はそれだけではありません。

上下架費用(1回往復):約10,000円。

仮に6ヶ月間、毎月3回出航しただけでも、

10,000円 × 3回 × 6ヶ月 = 18万円

保管料と合わせると、

年間36万円。

さらに気になったのは営業時間です。
そこのマリーナの場合、

  • 営業開始:AM7〜8時
  • 営業終了:PM6時頃

この営業開始時間では、「朝マズメ」に間に合いません。
費用面だけでなく、自由度の低さもマイナスでした。

マリーナ以外での保管+上下架のみマリーナ利用という方法も検討しましたが、
自宅はマンションなので庭などもなく、
15フィートクラスの船を保管できるような場所は見つけられませんでした。

・マリーナの利用料(維持費)が高い
・マリーナ以外の場所で保管場所を確保できない

この理由から、「プレジャーボート」(15フィートクラス)という選択肢が
最初に消滅しました。

保管場所の検討②: 月極駐車場

次に考えた保管場所が、月極駐車場です。
理想は一戸建ての庭保管ですが、
当時の住まいはマンション。
駐車場を別途契約する必要がありました。

3m前後、最大でも4m未満のボートであれば、
広めの駐車場なら置けるのではないかと考えました。
しかし、駐車場に保管する以上、
そこから海まで運搬しなければなりません。
つまりボートは、

  • 車に積載できる
  • 車で牽引できる

いずれかの条件を満たす必要があります。

車で積載できる場合

もし車載可能なサイズであれば、
わざわざ駐車場を借りる必要はありません。

自宅(マンション)で保管できれば、
その方が維持費は確実に安く済みます。

この時点で、駐車場を借りる合理性は薄れ、
「分割」タイプのカヤックや、ゴムボートが頭をよぎり始めました。

車で牽引することが可能

軽トレーラにボートを乗せて保管されている方も多いと思います。
軽トレーラでは、全長4.2mまでのボートを乗せることが可能です。

しかし全長4mクラスになると、
当然、1人で砂浜から海に出すことは重量的にほぼ不可能。
マリーナを利用すれば上下架できると思いますが、利用料金が、、、
そんなに大きい船でもないのに、
上下架で安くない金額を払うのも納得感がありません。

気軽に1人で砂浜から出せるサイズとなると、
全長3mくらいのクラスです。
その程度のクラスだったら、先ほど同様になりますが、
軽トレーラーに乗せるのもオーバースペックな気がします。

そんなに大きくない船にするのであれば、
やはり自宅保管できるサイズにするのがベストだと思い、
保管場所:駐車場の案は消滅しました。

保管場所の検討: 貸し倉庫

貸し倉庫も少し検討してみました。
3m未満のボートであれば、横置きでも入りそうな物件もありましたが、
年間費用は30万円超、、、

マリーナと大差ありません。

営業時間の制約はないものの、
全長がそんなに大きくもないのに、
年間30万円という固定費はやはり重すぎました。

残された保管場所

マリーナ、駐車場、貸し倉庫の案も消滅し、
残る保管場所は「自宅」のみとなりました。
私の自宅はマンション9階、、、、
当然ながら、

  • エレベーターに入るサイズ
  • 一人で運搬可能

という条件が必須になります。

対象となるサイズや重量も大きく制限されますが、
それでもまだ以下の選択肢がありました。

  • 分割できるカヤック
  • インフレータブルカヤック
  • 分割できるボート
  • SUP
  • ゴムボート

この選択肢に「正解」や「不正解」はありません。

構造、素材、形状が異なれば、当然ながら特性も異なります。
重要なのは、それぞれの特徴を理解したうえで、
自分の目的やスタイルに合うものを選ぶことだと思います。

選択肢のボートを比較検討

■ インフレータブル(ゴムボート/インフレータブルカヤック)

当時の私は、久しぶりに釣りを再開したタイミングだったこともあり、
ゴムボート(例:アキレス製)の安全性についてほとんど知識がありませんでした。
インターネット上では多くの実績を目にしましたが、

「穴が空いたら沈没するのではないか」

という単純な不安が先行していました。
釣りをする以上、針が刺さる可能性はありますし、
岩やテトラで擦れることもある。そうしたイメージから、
危険だと思い込み、早い段階で選択肢から外していました。

しかし後で調べてみると、

  • カヤックよりも幅が広く、安定性が高いモデルが多い
  • 2馬力程度の船外機を装着しても安定した走行が可能
  • 空気室が複数に分かれており、1室が損傷しても直ちに沈没しない構造

など、当時の不安を払拭可能な特徴があることを知りました。
ですが当時は知識不足による先入観から、

  • ゴムボート
  • インフレータブルカヤック

を真っ先に除外してしまいました。

■ SUP(サップ)

SUP(スタンドアップパドルボード)は、
構造的には大型ビート板です。
かなり大きいサイズなので、基本的にはカヤックよりも安定性が高く、
ボードの上で立ち漕ぎすることが可能です。

しかし、外枠がないため、波があるとかぶりやすいという特徴があります。
水温の高い季節であれば問題ありませんが、
寒い時期は濡れやすいのがマイナスです。

また、

  • 風の影響を受けやすく、流されやすい
  • 釣具の落水リスクが高い(リーシュコード等の装着は必須)

といった特性もあります。

一方で、

  • 水の抵抗をあまり受けないので、移動が楽
  • 軽量で取り回しが良い
  • 近年は足漕ぎタイプも登場している

など、特に機動性では優れています。

それでも私が最終的にSUPを選ばなかった理由は、
風や潮流の影響を受けやすく、海での事故例も多いことでした。
安全面を重視した結果、SUPは今回の選択肢から外すことにしました。

■ 分割ボート

最終的に残った候補は、

  • 分割ボート
  • 分割カヤック

の2つでした。
「分割」が条件になった理由は明確です。
自宅がマンション9階であり、エレベーターに収まるサイズである必要があったからです。
もし一戸建てであれば、分割タイプに限定する必要はありませんでした。

分割ボートの場合、主な動力は船外機になります。

オールも付属していますが、これはあくまで補助的な装備です。
広くない湖や池であればオールでも問題ありませんが、
広い海では体力的に現実的とは言えません。

実質的な動力は、

  • ガソリンエンジン式の船外機
  • バッテリー駆動のエレキモーター

のいずれかになります。
ここで私が強く意識したのは「トラブル時のリスク」でした。

仮に海上でエンジントラブルが発生した場合、
オールで帰還できる距離であれば問題ありませんが、
海ではよくある、

  • 風が強い
  • 潮が速い

といった状況では、漕いでも前進が困難になる可能性があります。
当時の私には、
「エンジンが止まったらどうするのか」という不安が拭えませんでした。

実際には多くの方が普通に利用しており、
過剰に問題視すべき点ではないのかもしれません。
しかし、以下で説明する「足漕ぎ」の分割カヤックの方が、
私にとってはより安心感がありました。

この安心感の差が、
分割ボートを選択肢から外す理由にもなりました。

■ 分割カヤック

分割カヤックは、分割ボートと同様にコンパクトになるので、
サイズや重量的には合格です。

大きな違いは動力方式です。
足漕ぎペダルタイプであれば、
メイン動力は人力なので、

  • エンジントラブルがない
  • 燃料管理が不要

です。
また、仮に足漕ぎペダル部分に不具合が生じても、
カヤックは船体抵抗が比較的小さいため、
パドル(オール)で漕いでも前進可能という冗長性があります。

さらには、
シットオンタイプの構造であれば、
仮に波をかぶっても、船体が破損しない限り沈没することはありません。
ひっくり返ったとしても、
また復帰することが可能です。

これらも含めて比較すると、
安全面では分割ボートよりかなり優れていると感じさせられ、
最終的に、足漕ぎの分割カヤックを選択することになりました。

こわれたときに遭難という問題ですが、
これは足漕ぎカヤックであれば、不安が軽減されます。

メインの動力は足漕ぎペダル
エンジントラブルなどもない

それがもし不具合がおきても
オールもあり、カヤックなら漕いでもボートより前に進むこと

あとは波をかぶっても
シットオン構造のカヤックであれば、
破損して穴などが開かなければ沈没しないという事実も安心材料でした。

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