前回は、九十九里の海釣りセンターについて、知っておくべき基本情報をまとめました。
今回は、
どうすれば釣果を伸ばせるのか?
という点に絞って、実践的なポイントを整理します。
※ただし、私はまだ1日で20枚(この釣り堀での上限)を達成したことはありません。
私より釣っている方も多くいますので、あくまで参考としてお読みください。
対象魚は「鯛」です。
最近は鯛以外の魚も増えてきているため、以下の内容は他魚種には当てはまらない場合があります。
また、最近の釣果を見る限り、以前に鯛の数はかなり減っている印象です。
ですので、純粋に「鯛だけで20枚」は、個体数的に難しいかもしれません。
4時間で20枚釣る達人は本当にいる
滅多にいませんが、実在します。
4時間も経たずに20枚を釣り上げ、早上がりする人。
私が出会ったのは数年前。
釣り大会にも参加している年配の方でした。
まさに「爆釣モード」。
パチンコでいう“打ち止め”のような状態です。
釣り堀とはいえ、
- 4時間で20枚
- 対象はアジなんかではなく「鯛」
これは簡単ではありません。
私の最高記録は17枚。
まだ20枚には届いていません。
その方は、まるでいつもの出来事のように
サクサクと鯛を釣っていました。
20枚のペースを計算すると…
- 4時間 = 240分
- 20枚 ÷ 240分 = 12分に1枚
しかし実際は、
- エサ付け
- 針外し
- 移動
- トラブル対応
などがあるため、
👉 実質11分以内に1枚ペース
大原則:釣れている人を観察せよ
爆釣している人を見かけたら、それはチャンスです。
もちろん、真似すれば必ず釣れるわけではありません。
しかし、真似してみたら釣れた――ということはよくある話です。
実際、私自身もそれで釣果を伸ばしました。
釣れる人の観察ポイント
- 仕掛け(糸・針・錘)
- ウキの有無
- エサの種類と付け方
- ロッドの動かし方(誘い方)
- アタリの取り方
重要なのは、ただ真似するのではなく、
「なぜ、その動きをしているのか?」
を自分なりに考えることです。
想像が大きく間違っていなければ、より釣果につながります。
実際に効果があった例
- 上に約30cmほどゆっくり上げて落とす
- ゆっくり水平方向に動かして止める
その日の鯛や釣り堀のコンディションにもよると思いますが、
釣れてる方の真似をしてみたところ、実際に釣れた例です。
仕掛けの基本
公式サイトに掲載されている仕掛図です。
重要なハリスの号数は記載されてませんし大雑把な感じですが、
これが最もシンプルでありながら、「釣れる」仕掛け図です。

重要なのは、なぜこの仕掛け図は、この号数なのか?この太さなのか?を理解したうえで釣りをしないと釣果につながらないということです。
ウキについて
まず前提として、
ウキの有無で「どちらが絶対に釣れる」ということはない
と思います。しいて言えば、
ウキ無しの方が、色々な「攻める釣り」ができます。
当然攻め方が分からなかったり、間違っていたら釣果につながりません。
初心者の場合は間違いなくウキありの方が釣りやすいでしょう。
なので、ここではウキありを前提に話を進めたいと思います。
ウキありのメリット
- アタリが一目瞭然
- 誘わなくても、待っているだけで釣れる
ウキの位置さえ間違ってなければ、狙ったタナに餌がきますし、
ウキの浮き沈みでアタリを判断できます。
ウキのサイズ(号数)
ウキは、仕掛けの重さに合わせて選ぶ必要があります。
- 小さすぎる → 沈みすぎる
- 大きすぎる → 浮きすぎる
どちらもアタリが分かりにくくなります。
以下は錘に対してウキがどのようなポジションになるかの画像になります。
*ウキはこの釣り堀のレンタル仕掛けでよく使われていたウキになります。



掛け図の錘は1.5号です。
この場合、ウキの号数は2号程度、イソメなど少し重めの餌を付ける場合は2.5〜3号が最適です。
あと、少しサイズの大きいイソメを付けると、ウキがさらに少し沈みます。
餌を付けていない状態の水面の位置を覚えておくと、餌が外れたときにすぐに気づくことができます。
例えば、餌を付けたら水面が赤色の下くらい→餌が外れる→水面が黄色になる→餌が外れたので、餌を交換する。といった感じです。
釣り堀なので、ウキとの距離はそんなに遠くないはずです。
私はもう老眼で無理ですが、若い人だったら気づけるかもしれませんね。
ウキの形状
ウキには、
- 円形タイプ
- 細長い棒状タイプ
など、さまざまな形があります。
レンタルで使われているウキは上画像のものでしたが、
スタッフの方が釣りをする際は、ほぼ必ず、30cmほどの長いウキを使っています。
なぜスタッフは長いウキを使うのか?
おそらく、理由はこう考えられます。
短いウキ(10cm前後)の場合:
- 見えなくなっても、実際にどれだけ沈んだのか分かりにくい。
一方、30cmほどの長いウキなら:
- 全部沈めば「確実なアタリ」
- 中途半端な沈みと明確に区別できる
鯛は歯があり、
- 口先でモゴモゴする
- 軽くつまむだけ
ということも多い魚です。その場合、ウキは少ししか沈まないはずです。つまり、
確実に食い込んだアタリを見極めるために、長いウキを使っている可能性が高い
ということになります。長いウキは、当然価格もお高くなりますが、
釣り堀だったら、ロストすることもまずないと思うので、1個だけだったら買うのもアリだと思います。
糸の太さ
まず大前提として、魚はかなりデリケートです。
最初は私も、
「糸は太い方が切れないし安心では?」
と思っていました。しかし、細い糸が使われるのには理由がありました。
魚には糸が見えているのです。
正確には、
- 細い糸 → 目立ちにくく、警戒されにくい
- 太い糸 → 見えやすく、違和感を与えやすい
という違いです。
釣り堀の仕掛図では、道糸の号数しか記載されていません。
ハリスもこの太さだと、間違いなく釣果が落ちるので注意してください。
もちろんレンタルの仕掛けは、ちゃんとハリス(号数)は細くなっています。
仕掛け図には記載されてませんが、この釣り堀でのハリスの標準サイズは2号です。
状況による使い分け
- 活性が高い(ガンガン食う)
→ やや太めでもOK - 活性が低い(食い渋り)
→ 切れるリスク覚悟でハリスを細めにするのも一手
糸を細くした場合は、
- リールのドラグを弱める
- 巻くときに無理に引かない
など、糸に負荷をかけない意識が重要です。
糸の傷
数匹釣ると、魚の歯や摩擦でハリスに傷が入ります。
細い糸に傷が入れば、当然切れやすくなります。
実際、上手な方は
2〜3匹釣ったら「ハリス+針」を交換
していました。
傷は単なる強度低下だけでなく、
玄人の方いわく、
傷(ささくれ)は魚から見える
とのこと。
傷があると魚が警戒し、食いが悪くなるそうです。そのため、
- ハリス+針を複数本用意
- 手間を惜しまず交換
が基本だと説明してくれました。
針の大きさ
針のサイズも非常に重要です。
- 小さい → 目立ちにくいので魚に警戒感をあたえない
- 小さすぎる → 釣れてもかかりが悪くてバレる(逃げる)
狙っている魚の大きさに合わせたサイズにする必要があります。
この釣り堀では、仕掛け図と同じサイズ(チヌ針7号)に合わせておけば問題ありません。
また、針も消耗品です。数匹釣ると、
- 針先が鈍り、フッキングが甘くなる
なので、ハリスと同じく、数匹ごと(バラシも含む)に交換するのが理想です。
ハリス+針のセットを必要なだけ用意しておくと良いと思います。
針の色
針の色は大きく分けて、
- 金
- 銀
- 黒系
の3タイプが考えられます。
針はエサで完全に隠すことが難しいため、基本的には魚に見えてしまうものです。
色を変更して釣果が変わるという理由を考えると、以下のような魚の気持ちが想像できます。
活性が高いとき(空腹で警戒もしていない時)
→金の場合 :キラキラしたものが落ちてきて興味津々→元気が良いものを食べたい→追いかける
→黒系の場合:興味がないわけじゃないが、キラキラしたものの方が興味をひかれる
活性が低いとき(満腹だし警戒している時)
→金の場合 :なんか変なものが落ちてきた、警戒感マックス→食いつかない(見向きもしない)
→黒系の場合:特に違和感はなければ食べてもいいかな
なので針の色はメリットにもデメリットにもなりえます。
実際、針の色を変えただけで食いつきが変わることもあります。
じゃあ、どう使い分けたらいいのか?
基本的な色の使い分けは、ルアーと考え方は同じです。
基本的な使い分け
一般的には、
- 曇り・水に濁りがある日
→ 金や銀など目立つ色 - 晴天・水が澄んでいる日
→ 黒系など目立ちにくい色
がセオリーです。ただし、これはあくまで目安。
曇りの日でも黒系が当たることもあります。
釣れないと感じたら、
色をローテーションして試すのが正解です。
針だけだったら色々な種類が釣り具ショップやネットで売っていますが、
針+ハリスのセット商品の種類は多くありません。
自分で選んだ針と糸を組み合わせたい、、、そんなときは
以下のハリス結び器で作った方が早いと思います。
使い方のコツもネットで多く情報があります。
エサの付け方
餌の付け方が悪いと:
- すぐエサが取れる
- 生き餌が早く弱る
といったトラブルにつながります。
基本は、
- 針先はきちんと出す
- 針を隠そうとして不自然に丸ませない
ことを意識しましょう。
イソメの付け方
画像左が「通し刺し」、右が「チョン掛け」です。
- 通し刺し:ハリが多く隠れているので、活性が低い時向け
ただし、チョン掛けに比べイソメへのダメージが大きく早く弱ってしまいまう為、
より短いサイクルでの餌交換が必要です。 - チョン掛け:針が見えていてもアタリがある活性が高い時向け
イソメへのダメージも小さいので、長くアピールしてくれます。

この付け方以外にも数匹を同時に掛ける「房掛け」もありますが、
房掛けは基本的に大物や、暗い夜でも魚に対して気付かせる付け方なので、この釣り堀ではおすすめしません。
*よほど海水が濁っていて、天気が曇りであれば有効かもしれません。
冷凍エビの付け方
画像左の2つは「尻掛け」の向き違い、右が「尻掛け」の抱き合わせです。
まずエビの場合、尾を切り落とします。
尾があると、落下時にクルクル回転してしまい、鯛が警戒してしまうからです。
活性が低いときは、むき身にするのも有効です。
頭や目は切り落とさないで残した方が良いという体験が多いようです。
おそらくその方が鯛がエサとして認識するのかもしれません。

もう一つの付け方は「腹掛け」です。
エサ1個で針全体が隠せるので、活性が低いときにも効果的です。

餌の鮮度
正直に言うと、私もつい同じ餌を長く使ってしまいがちです。
しかし餌の鮮度は釣果に直結します。
生き餌(イソメなど)
- 元気なとき → 食いつきが段違いに良い
- 弱ったとき → 明らかに反応が落ちる
「元気がなくなってきたな」と思ったら、迷わず交換しましょう。
冷凍エビなどの死に餌
生き餌ではありませんが、こちらも長時間使うと、
- エキスや旨みが抜け、魚が口で触っても追い食いしない
といった状態になります。
ですので、生き餌・死に餌に関わらず、
エサはこまめに交換するのがベスト
です。
鯛なんて、スーパーだったら普通に1枚500円くらいするので、
エサ1個で2枚釣れたらもとはとれてます。
錘(おもり)
錘も色々なタイプがありますが、
レンタル釣具の仕掛けは、
中通しの誘導タイプの1.5号が使われています。
もし活性が低い感じであれば、
錘を1号に下げて、ウキも1.5号にしてみるのも良いかもしれません。
錘が軽いほど、魚が口で触ったときに違和感を感じにくくなります。
餌が落ちるときも、よりゆっくり自然に落ちるので、活性が低いときに有効です。
まとめ
以上が、釣果につながりそうな実践的な内容の仕掛けのまとめになります。
突き詰めればさらに奥のある世界ですが、
知識を蓄え、手間を惜しまず入念な準備をすればするほど釣果につながってくると思います。
次回の第3回では、より実践的なタナに関する内容にスコープしてまとめたいと思います!
















