カヤック2号艇に乗り換えて、早2年。
これまで少なくとも50回以上は海に出ました。
その結果、船底はご覧のとおり傷だらけです。

購入当初から保護テープを貼り、できるだけ傷が付かないよう対策はしてきました。
それでも、岩や石との接触でそれなりの傷が多くできてしまいました。
ちゃんとした保護テープなら、以下のような製品がおすすめ。
カヤックが浸水するパターン
幸い、現時点で貫通はしておらず、浸水もありませんが、
以下のようなケースでは浸水が考えられます。
■ 洗岩などに乗り上げたり衝突するパターン
海には多くの洗岩などの岩石が水面下に隠れています。
私がカヤックを出す海にも、洗岩のある海も少なくありません。
洗岩(せんがん、rock awash)とは、干潮(最低水面)の時に岩の頂部が海面とほぼ同じ高さになり、海水に洗われている状態の岩礁のことです。満潮時には完全に水没するため、船舶の航行において危険な暗礁として、海図では主に「×」印などで表記され、警戒が必要な障害物です。
■ 出艇時や出艇の前段階で穴があくパターン
海上では洗岩などに注意をしていても、
- 車への積み下ろし時
- スロープや岩場での移動中
こうしたタイミングで船底にダメージを受ける可能性は十分にあります。
このとき、穴が開いた事に気づくことができなければ、
そのまま出艇してしまい、
異変に気づくのはおそらく1時間以上経過してからです。
このとき、岸や出艇場所が近ければまだ良いでしょう。
しかし
風や潮流が逆方向。しかも沖合にいる。
こうなれば、状況は一気に深刻化します。
帰還困難、最悪の場合は遭難です。
分割カヤックでも安心はできない
私の艇は分割式カヤックです。
仮に前か後ろの片方が浸水しても、すぐに沈没することはないでしょう。
しかし問題は推進力です。
カヤックが傾けば、当然、推進力は大きく低下します。
- 足漕ぎが重くなる
- パドル操作もまともに進まない
「沈まない」ことは最重要事項ですが、
「帰還する」ことも当然同じくらい重要です。
単純に考えると、「浮力」さえある程度維持できれば、
帰還できる可能性が高くなります。
選択肢「サイドフロート」
浮力をある程度維持するために有効なのは、
「別の浮力体を追加すること」です。
浮力を一か所に依存させるのではなく、分散させる。
そうすれば、仮に一部に穴が開いたとしても、少し沈む程度で済むかもしれません。
これはいわば、浮力のリスク分散です。
「別の浮力体」として真っ先に思い浮かぶのは、サイドフロートでしょう。
確かに装着すれば安定性は飛躍的に向上します。
横波や立ち上がり時の不安も大幅に軽減されます。
このフロートの場合、1本の浮力は45kg分あるとのことなので、
仮にカヤックの後部側が浸水したとしても、
ほとんど問題なく帰還できそうです。
しかし、メリットばかりではありません。
- 価格が高い
- 水の抵抗が増える
- その結果、速度が低下する
- 場所をとる
といったデメリットもあります。
そこで、私が実践した方法がこちらです。
本当に沈まないカヤック
使うのは、ごく普通の空のペットボトルです。

飲み終えたペットボトルを捨てないで使えばコストはゼロです。
特別な工具や加工も一切不要。
やることはシンプルで、艇内に空のペットボトル(フタを締めた状態)を入れるだけ。
すべてのカヤックで実行できるとは限りませんが、
シットオンカヤックであれば多くの艇にハッチが備わっているはずなので、
そのハッチから艇内にペットボトルが入ればOKです。

後部だけでも、2リットルのペットボトルが30本近く入りました。
仮に30本だとすると、その浮力は60kgになります。
隙間はそれなりにありますが、
これだけのペットボトルが中に入っていれば、
浸水したとしても、大きく傾くような沈み方はしなさそうです。













